満月の夜、モビイ・ディックが 片山恭一

「世界の中心で、愛を叫ぶ」よりは大人向けなのかなあ。
「世界の中心で、愛を叫ぶ」より好きかも。
主人公達の、頭のいい振りをしてる会話が変だけど。
この小説、あんまり主人公に若い印象がないんだよな…。

自分の辛いことは、逃げないで何が辛いのか見極めなくちゃいけない、という話でした。
当たり前の話ではあるな。
できないんだけど。

しかし、「金持ち父さん貧乏父さん」でも
「自分の恐怖や不安が何から来るものかいつでも
把握してなさい」というくだりがあった。
とてもいい言葉だと思ってる。
どちらかというと、この本より金持ち父さんの方が
そのことについて判りやすかったと思うのは、
私の恐怖は愛とか人生とかより金銭的なものだからなのだろうか?